雁坂峠 2/4-5
02050650 ビバーク地点からご来光。気温-5℃。冷えなくてよかった。
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秩父、奥多摩付近には避難小屋が多いので、それを使って縦走しようと思い、奥秩父の雁坂峠から入って雲取山から下山する3泊4日の縦走を計画した。

02041130 川又登山口
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1時間半くらい歩いたところから雪が多くなり今回初投入のエキスパートオブジャパン/スノーシューLを装着。
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スノーシューは定評あるMSR/Lightning Ascentと迷っていたが、重量( Lightning Ascentの約半分。745g)とコストに惹かれこちらを選択。歩きやすかった。

1436 樺避難小屋
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この時点で雁坂小屋を目指すか、樺避難小屋泊まるか迷った。山と高原地図では樺避難小屋〜雁坂小屋は2時間20分。上りは得意なので多少のラッセルがあっても3時間あれば着くだろうと思い、先を目指すことにした。
この判断が今回最大のミスだった。

この後、積雪は膝下くらいまであった。ひたすらラッセル。徐々に体力を奪われる。
1700  体力の限界を迎える。今までにない疲労感。ザックが重い。
1730  まだ到着せず。徐々に焦りだす。しかし微妙なトレースがあったので突き進む。
1800  まだ到着せず。日が落ち、ヘッデン装着。ここでトレースがなくなる。軽いパニック。
それでも何となく道っぽい所を突き進む。と、このタイミングでまさかの滑落。10mほど落ちた。死ぬのかなと思った。

なんとか自力で這い上がり、考える。
進む?引き返す?どうするオレ???
そして右手の手袋がない事に気づく。予備の手袋を装着。

引き返そうと思ったが何時間かかるかも分からない。ヘッデンの電池が切れたら本当にヤバいと思い、ビバークを決意。

寝るスペースを作るため、その場で道を踏み固める。200cm×80cmくらいのスペースを確保した。持ってきたシェルターはGolite Shangri-La3。とても立てるスペースなどなかったので天井部分を枝に吊るし、踏み固めた部分を覆い隠すようにトレッキングポールを突き刺したり、スノーシューにくくり付けたり、細引きを使ったりしてなんとか空間を作り出すことが出来た。

月明かりが綺麗な夜だった。初めて観る景色に感動していたが、写真を撮る体力もなく即就寝。
ここまで疲れたのは初めてだった。

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風が吹かず、雪も降らず、気温が下がらず過ごせたのは不幸中の幸いだった。

0900 撤収完了。再びトレースを探すも見つからず。昨日無くした右手の手袋を発見。
撤退することを決意。

1130 樺避難小屋
1330 川又登山口
復路は体力も回復し、晴天の中、気持ち良く歩く事ができた。
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雲取山はおろか、雁坂峠にすら辿り着けなかった。悔しい。それだけ厳冬期の山は厳しいって事か。
最後まで持っていくかどうか悩んでいたシェルターがなければどうなっていたことか…
滑落時にヘッデンを落としていたら…
予備の手袋がなかったら…
考えるだけで恐ろしい。あらためて山道具の大切さを感じた。

今回の山行では自分の体力の限界も知ったし、ビバークの経験もできた。
この経験を糧に次回も頑張ろう。
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by mt_hanter | 2009-02-06 10:55 | hike


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